袖ケ浦市は海と緑豊かな台地に囲まれ、広大な田園地帯が広がる自然豊かなまちです。自然や生き物に触れることができる場所が数多く存在し、千葉県では貴重な生き物が見つかることも珍しくありません。
しかし実は、市内の自然の隅々にわたって、昔から生息している生き物たちをおびやかす外来種が数多く潜んでいます。
本企画展は、当館が開館して以来はじめてとなる外来種をテーマにした展示です。
外来種の定義や被害に始まり、袖ケ浦でみられる外来種やその影響、導入の経緯などについて紹介し、外来種とどのように向き合うか、大切な自然をどうやって残していくかを考えます。
▽時間 9時から17時(入館は16時30分まで)
▽会場 袖ケ浦市郷土博物館2階 特別展示室
▽展示内容と主な展示資料
・第1章 外来種って何?
企画展の調査で採集した昆虫標本(ノコギリクワガタ、トンボ類他)、
外来種の分類と具体例の写真(アメリカザリガニ他)等
・第2章 問題だらけの外来種
外来種が引き起こす諸問題とそれに関わる代表的な生き物の写真と 標本(カミツキガメ、ウチダザリガニ、コウライキジ他)、市内で生じた外来種による被害の写真(セアカゴケグモ他)、千葉県内の大型外来魚写真(ハクレン他)等
・第3章 袖ケ浦の外来種
袖ケ浦に生息する外来種の写真と標本(ナガサキアゲハ、オオクチバス、イノシシ、キョン他)、外来種駆除に使用する箱わな、市内で特に問題となっている外来種の詳細写真(アライグマ、アカボシゴマダラ他)等
・第4章 外来種と向き合う
内水面漁業関係資料(上池養魚組合定款草案、漁獲 物調査票 )、ミシシッピアカミミガメ剥製等
▽入場料 無料
▽申込み 不要。直接会場へ
関連事業
(1)展示解説会
◎日時 10月15日(日)、11月19日(日)、12月9日(土) 13時30分〜
(2)関連講座「里山を歩いて考えよう −どう守る 袖ケ浦の在来種− 」
◎日時 10月29日(日) 9時〜12時 ※雨天時11月11日(土)に延期
◎講師 上田隆さん(上総自然学校)、大島健夫さん(環境省希少野生動植物種保全推進員)
◎会場 上総自然学校
◎集合場所 真光寺下駐車場(袖ケ浦市川原井634)
◎定員 20名(先着順)
◎参加費 100 円程度(当日集金)
◎締切り 10月20日(金)
◎持ち物 長靴、動きやすく汚れてもよい服装、帽子、飲み物、筆記用具
〈主催・問合せ〉
TEL0438(63)0811
袖ケ浦市郷土博物館
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