袖ケ浦市
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我が国では米は最も重要な農作物であり、日本人の食生活を支え続けてきました。袖ケ浦市においても、小櫃川により開析された広大な平野部や、食生活により形成された谷津田において、米は作られてきました。生活の中心は米作りにあり、米に関わる民俗行事も多く見られます。
今回の企画展では一年を春夏秋冬に分け、かつて使われていた米作りに関する民具や、米作りに関連する民俗行事・習俗が紹介されています。展示を通じて、米作りにかけた人々の暮らしと思いを振り返ることができます。
▼会場 袖ケ浦市郷土博物館2階 特別展示室
▼展示内容
1.春…春は目覚めの季節であり、最も忙しい季節。冬の間眠りについていた田を起こし、種を目覚めさせます。機械化されていない時代、頼れるのは人と牛馬、昔からの知恵と経験、そして神の力でした。忙しくもめでたい季節です
2.夏…夏は戦いの季節でもあります。稲を害する雑草、害虫、日照り、台風を防がなければいけません。現代でも防ぎようのない災害に人々はどう向き合ったのでしょうか
3.秋…いよいよ実りと収穫の季節を迎えます。収穫は一家総出の作業です。他の作物と違い、米は収穫してもすぐには食べられず、様々な道具を用いた作業が待っています
4.冬…冬は備えの季節です。次の収穫のために準備を進め、新たな知識を学びます。そして再び春を迎え、人々は繰り返します。繰り返しの行き着く先は現代であり、私たちに繋がります
▽展示解説会
期日 10月24日(土)、12月5日(土)
時間 各日共11時〜
会場 袖ケ浦市郷土博物館2階 特別展示室
定員 10名
▼入館料 無料
▼申込み 不要。直接会場へ
〈主催・問合せ〉
TEL0438(63)0811 袖ケ浦市郷土博物館
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