伝説の残る「鎌足桜」
 
 
さて、問題です!「鎌足桜」の、名前の由来はなんでしょう?

(1)矢那地区の旧名、「鎌足村」にあった桜
(2)中臣(藤原)鎌足に由来
(3)源頼朝が立ち寄った際、鎌の柄が壊れていたので桜の枝を折って鎌の柄にした説

答えは。。。下記の解説を読めばわかるよ!


鎌足桜の特徴と魅力



「鎌足桜」は、遅咲きの八重桜で4月中旬から下旬にかけて咲きます。   開花後、八分咲きほどになると、雌しべが中花に変化し二段咲きとなり、元花と中花とが一体となって、よりー層優雅 な花弁となります。 そのため、開花期間も長く楽しむことができます。
 また、雌しべの先端が、鎌状に曲がっていることから、中臣鎌于(藤原鎌足公)誕生伝説の由縁ともなっています。

藤原鎌足伝説と鎌足桜
今から千四百年ほど前のこと、矢那の郷に大化の改新で功を成した大織冠藤原鎌足公の祖父猪野長官が住んでいました。長官は五十歳を過ぎても子宝に恵まれなかったため、高倉観音に参篭し子授けを祈願しました。満願百日目に妻が身ごもり、ようやく女の子を授かりました。観音様の霊験によって授かったので子与観(しよかん)と名付けられ娘は大事に育てられました。 しかし、年頃になっても嫁ぎ先がなかなか決まらなかったため、再びご利益を賜りたく観音様に祈願したところ、縁あって常陸国鹿島に嫁ぎ、男の子を授かりました。出産の時、一匹の白狐が産所に現れ、草刈鎌を授け、「この鎌は敵を切るに鋭利、国を治め幸福を得るに良し。命ずるとおりに所持せよ。」と言って、その姿は消えてしまいました。そこで、生まれた子どもに「鎌子」と名付けました。この子が「中臣鎌子」、後の「藤原鎌足公」と伝えられています。 藤原鎌足公が、高倉観音へお礼参拝のため、この地を訪れたとき、持っていた桜の木の「杖」を傍らの土手に挿して旅装束に着替えました。 桜の木の「杖」は、そのまま根付きました。その後、土地の人々は鎌足公に因んで「鎌足桜」と呼ぶようになったとのことです。  

鎌足さくらめぐりコース
▽高蔵寺・鎌足桜祖株散策コース
距離・時間 約3.5q 1.5時間程度
コース 高倉観音下バス停〜高倉観音下鎌足桜〜高蔵寺(鎌足桜祖株)〜富士の見える公園〜鎌足さくら公園〜アカデミア公園〜かずさアークバス停

▽鎌足さくら公園・矢那川ダム さくら散策コース
距離・時間 約5.1q 2時間程度
コース かずさ鎌足1丁目バス停〜鎌足さくら公園〜矢那川ダム遊歩道〜矢那川ダム公園〜高倉農産物直売センター〜アカデミア公園〜かずさアークバス停

▽草敷・高倉 史跡・伝説探索コース
距離・時間 約5.0q 2時間程度
コース 草敷バス停〜白老碑〜八幡神社〜キササゲ(市指定天然記念物)〜振り袖地蔵〜高蔵寺(鎌足桜祖株)〜高倉観音下鎌足桜〜かずさアークバス停

▽名主ヶ谷・猪台 名所・旧跡散策コース
距離・時間 約5.7q 2時間程度
コース 公民館前バス停〜鎌足公民館〜吉野神社〜名主ヶ谷〜徳蔵寺〜御嶽神社〜高倉農産物直売センター〜かずさアークバス停

▽下矢那 神社・仏閣散策コース
距離・時間 約5.7q 2時間程度
コース 鎌足中郷バス停〜栖安寺〜諏訪神社〜新宮寺〜熊野神社〜鎌足村境界石標〜能満寺〜間暗寺〜北野神社〜鎌足中郷バス停


鎌足桜が見れるスポット!
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